令和5年秋の褒章受賞『宮﨑 祐史氏』

令和5年秋の褒章の受章者が10月20日(金)の閣議で決定され、11月3日(金)付けで発令されました。

 厚生労働省の関連では710名の方が受章されました。

 内訳は、社会奉仕活動に従事し、顕著な実積のある個人などに授与される緑綬褒章が36名14団体、その道一筋に業務に精励し衆民の模範となる方を対象とする黄綬褒章が235名、医療・社会福祉などの分野で公衆の利益を興した者、または民生・児童委員などの事務に尽力した方を対象とする藍綬褒章が423名です。

11月13日(月)厚生労働大臣伝達式(厚生労働省)ホテルニューオータニにて

皇居での参謁(天皇陛下)が行われました。



黄綬褒章:その道一筋に業務に精励し衆民の模範となる方に宮﨑 祐史氏が受章されました。


表具師 高い技術評価

表具師として掛軸の修復手がけてきた。2019年の全国技能グランプリでは内閣総理大臣賞を受賞するなど全国的にも高い評価を受ける。

今回の受章に「喜ぶと同時に、責任を感じており、さらに精進したい」と気を引き締めた。

父親は日本画家で、表具師を家業としてきたわけではなかった。しかし、日本画と表具は関係が深く、父親から「こういう仕事がある。やってみたらどうだ」と勧められ1996年に表具師の道へ入った。

2005年、江戸中期から続く「むらた表具店」の11代目に就いた。印象に残っている仕事として2008年に先代の村田善右ヱ門(義行氏)の指揮の下、真宗真宗高田派本山 専修寺所蔵の大涅槃図修復を手がけたことを挙げた。

SNSでの情報発信にも注力する。「若い人にも、表具の世界を知ってもらいたい」と話す。


                令和5年11月2日 読売新聞朝刊(地域:三重北勢)より



ホテルニューオータニにて

仲睦まじいご夫婦




三重テレビNEWSより

三重県表具内装組合連合会

私達表具師の仕事は襖の製作・張替・掛軸の製作・販売、そしてその修理、障子の張替・クロス貼り、寺院等の壁面の金張り、絵画の修復、古書画の修復と多岐にわたります。私達三表連会員は、国家検定一級表具技能士の集まりです。生活様式の変化に伴いお客様のニーズも多様化しています。私達もそれに対応すべく日々技術の向上に努力しています。 本物志向の技術と製品をお届けします。