掛軸

掛軸とは書画を裂地(布)や和紙で表装して、床の間などに掛けるように仕立てたものをさします。縦長のものを縦軸、条幅といいます。横長のものは横幅といいます。

単純に言えば、巻物のように長くまとめられた表装の中に付けられている絵画や書などを鑑賞するために用いられるものとなっており、自宅に床の間など和室がある人なら、自宅に飾られているのを見たことがあるという覚えを持っている人も多いかと思います。

床の間において掛け軸は非常に重要な役割を担っている室内装飾として使用されています。何をそんなに重要視しているのか、という点についてですが掛軸は古来から魔よけや運気の呼び込みといった面を含め、様々な用途で使用することにより、どのような効果をもたらすかによって掛軸の種類も選んでいくことになります。

掛軸にも種類はあります、それこそ前述に記載したようにそれぞれの掛軸には特性を持っています。どの特性を持っている掛軸を飾るかによって床の間を中心とした家内に運気を呼び込むことが出来る、そう考えられていたのです。